「自分」を成長させる考え方の第3弾は、私自身なかなかできるようにならなかったこと、今現在でもできないことが多いことです(汗)。

しかし、この考え方がないと本当の意味で今の「自分」を変え続けることができません!!

そんな重要なポイントとなる考え方を今回はみなさまとシェアさせていただきたいと思います。


<「『自分』を成長させるための考え方」シリーズの他の記事へのリンク>

『自分』を成長させるための考え方①」「〜のせいにしない」

『自分』を成長させるための考え方②」「まねる」

多くの人が変化を好まない、その理由

「現状維持は、衰退の始まり」

このことばや、こういった意味のことばはいろんなところで耳にしますよね?変化させていく方がよいとわかっているんだけど、なかなかその1歩を踏み出すことができない経験をみなさまはされたことがありませんか?

私自身も新しい環境に踏み出す1歩を踏み出すのが、とても苦手です。その新しい環境に飛び込んで、新たな環境や新たななかまとの関わりから、新鮮な刺激を受け、気づきや学びを得た方が自分の成長につながることは頭ではわかっているのです。しかし、いざ1歩踏み出そうとすると、「でもな〜…」と歩みを止めてしまう自分、「それをやらなくても…」とやらない理由を探してしまう自分にこれまでたくさん出会ってきました。

その度に、「自分ってダメな人間だな〜」、「自分って何て情けないんだ!」と自分を責めたり、自信を小さくしてしまったりして、モヤモヤしてしまいました。つまりは、これはすべて自分の力不足だと考えていたのです。

しかし、本当はそうではないのです!!

これは、脳のはたらきから起こることなのです。脳の1番重要課題は「死なないこと」です。今すでに何不自由なく生きている状態であれば、脳は変化が起こらないようにすることを大切にします。つまりは、「死なないこと」=「変化しないこと」であり、「変化」を嫌がるように私たち人間に働きかけてくるのです。

これが、これまで私の「変化」への1歩の歩みを止めてきたものの正体なのです!!

こうした「変化」を妨げる脳のはたらきに対して、「変化」に慣れるため、「変化」に強くなるためには、どうしたらよいのでしょうか?

それは、日々の生活の中で、小さな変化を起こし続けていくことです。私は、いつもと同じ道ばかり通らず、時々道を変えて移動をしています。詳しくはこちらをご覧ください。


人間を挑戦好きに変える方法

小さな変化を自分からできるようになり、さらに、いつも「チャレンジャー」として生き生きと行動していける自分に変わるためにはどうしたらよいのでしょうか?



そのヒントを、雑誌プレジデン2022年9月30日号「科学で実証 無敵のモチベーションキープ術 毎日が楽しくなるやる気革命」の中の記事で見つけました。

医学博士の川﨑康彦さんが「人を挑戦好きに変える『ノルアドレナリン』」という記事の中で以下のように述べておられました。

「人は、無意識に『コンフォートゾーン(居心地のよい場所)』をつくり、その中だけにとどまろうとしてしまいがちです。」

何かにチャレンジする=『アンコンフォートゾーン(居心地のよくない場所)』へ飛び出すクセをつけることで、脳はやりたいことを実現するための思考へと変わっていきます。」

「自信がないとき、失敗を恐れているときに、勇気をもって飛び込むとノルアドレナリンという感情のコントロール機能を持つ下行性抑制物質が分泌され、徐々にその恐れが消失していきます。」

「最初に壁となっている恐怖や不安を飛び越えさえすれば、後はノルアドレナリンのパワーが脳を安定させて危機的状況適応してくれるのです。」

さらに、同じような経験を繰り返すと、チャレンジすることが逆に心地よくなっていきます。」



この記事を読んで、我が息子のことが頭に浮かびました。保育園のときは、園に行くのも嫌がり、先生やクラスが変わると嫌がり泣きまくっていました(笑)。そんな息子の様子に、小学校に通えるのだろうかと心配していました。始めは行きしぶりがありましたが、だんだんとそれもなくなり、1年生の秋には誰も友だちのいないプエデのスクールに参加するようになりました。予想に反して、すぐに慣れました。そして、ジュニアクラブ(小学生チーム)にも入り、なかまと楽しめるようになりました。

保育園の頃にはできそうにないことは絶対やらない子どもでしたが、こうして「アンコンフォートゾーン」へ飛び出す経験をいくつか積んだことにより、少しずつ挑戦する気持ちが高まってきて、少し苦手なことにも取り組んでいくように変わってきている様子を実感しています。

他のジュニアチームから、プエデジュニアユースに1人で入ってきた子どもたちの様子を見ていても、この「案コンフォートゾン」へ飛び出していくことによる成長を実感しています。他チームから自分1人だけで続けていくのはとても勇気が入りますし、覚悟が必要なことです。それだけれはなく、「アンコンフォートゾーン」に飛び出す経験によって、挑戦することが心地よくなり、やる気も増していくという科学的裏付けもあるということに納得です。だから、成長速度がより増して3年間でしっかりと成長して巣立っていくのだとわかりました。


自分の「コンフォート・ゾーン」という視点から

プエデから巣立っていったOB・OGたちの中でも、県外で活躍しているなかまやより高いレベルのサッカーへ挑戦しているなかまがいます。彼ら・彼女らに共通する特徴は、「なかまと群れなくても、自分ひとりでも行動できること」です。

逆に、いつもなかまと群れないと行動できないなかま、自分ひとりでは行動できないなかまは、なかなかうまくいっていないと感じています。これは、まさに「コンフォートゾーン」でしか、活動できない、行動できないことを表していると思います。

なかまと一緒に協力して活動していくことも大切なことなのですが、今いるなかまとずっと一緒に同じ人生を歩むことはなかなかないと思います。

自分の思う通りの人生を送っていくためには、この「アンコンフォートゾーン」へ飛び出す経験を少しでも積んでおくことは、子どもたちの将来の成長にとって、かなり重要なことなのではないかと感じております。


「自分」を成長させるための考え方③のまとめ

私自身、お恥ずかしい話ですが、この「アンコンフォートゾーン」に飛び出していくことがとても苦手です。しかし、若い頃に比べれば少しは変われたかなと感じております。

日々生活していると、「アンコンフォートゾーン」に飛び出すことが苦ではない方を目にして、「すごいな〜!」と感心することがあります。

最近出会った方の中には、自分の居心地のよくない場所に飛び出していくことを楽しんでおられるような、素晴らしい方に出会いました。その方に、その理由を聞いてみると、「自分が変わっていくのが楽しいから、気持ちがいいから!」と教えていただきました。

まさに、「現状維持は衰退の始まり」なんだな〜と改めて痛感しました。私も少しずつですが、「変化」を避けず、小さな挑戦を続けていきたいという気持ちになりました。

この記事が誰かの役に立てますことを願っております。




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『自分』を成長させるための考え方①」「〜のせいにしない」

『自分』を成長させるための考え方②」「まねる」