先日のキッズスクールで、ある行動がありました。
その出来事から私が感じたこと、考えたことがいろいろとありました。

今回はそのことについて、みなさまとシェアさせていただきたいと思います。


ある日のキッズスクールでの出来事

ある日の活動中のことでした。

ミニゲームをしていると、あるお友だちのビブスを引っ張ったり、お友だちを押したりしているなかまがいました。

よく様子を見ていると、そのお友だちは相手に得点させないように、ゴールを必死に守ろうとしていました。しかし、なかなか思うように相手のボールを奪うことができない、相手のシュートを防ぐことができませんでした。

その結果、相手を手で押して邪魔をしたり、相手のビブスを引っ張って邪魔をしたりという行動を選択していました。


その行動の裏側にある子どもの気持ちを大切にしたい

そのお友だちに、「そんなことをしてはいけないよ!」と伝えたり、「人を押したり、服を引っ張ったりしてはいけない」というルールを明確にすれば、きっとそのよくない行動はなくなります。

確かにその行動自体はよい行動とは言えません。しかし、その子なりにゴールを絶対守るんだという気持ちからの行動だと私は感じました。その気持ちを認めることなく、ただ行動を修正するのは、その子の思いを大切にしていないですし、その子もそこからさらに成長していけないように感じました。

だから、頭ごなしに改善させるという方法はとらずに、敢えて子どもたちに聞いてみました。
「相手のビブスを引っ張ったり、相手を押したりして邪魔するのはどう思う?」と聞いてみました。

すると、「そんなの嫌だ〜!!」、「それはずるい!!」という声が返ってきました。
すかさず私は、「それはいけないことかもしれないけど、勝ちたいからそう行動したんだと思うよ!でも、勝つために何をやってもいいわけではないよね?みんなが楽しくサッカーをするためには、どうしたらいいかな?何を気をつけたらいいかな?」と聞いてみました。

すると、子どもたちから「そんな嫌なことはしないようにする!」と声が出てきました。

「じゃあ、みんなでサッカーを楽しむために、人がいやだな〜と思うことはいないようにしようね!」と伝えると、子どもたちの目つき、顔つきが変わりました。自分たちが決めたことだからだと思います。その子も、そのあとは相手を押したり、ビブスを引っ張ったりしていた子もそれをやらなくなりました。

子どもたちは、「わからない」だけだと思うのです。「わからないこと」を伝えていくのが私たち大人の仕事だと考えております。

この子どもたちから引き出すという考え方は、息子たちが園に通っていたときの参観日の先生方のはたらきかけから学びました。幼稚園や保育園の先生方は、子どもたちの意見を引き出したり、気持ちをことばにして引き出したりするのが、とてもうまいです。そんな姿を、私もキッズスクールを通じて、少しずつまねようとしていますが、まだまだ思うようにはできません(苦笑)。



キッズスクールから気づいたことのまとめ

子どもたちは、それぞれいろんな思いを持って行動しています。
しかし、それをよくないからと言って、頭ごなしに変えるように伝える、修正するように伝えるのは、違うように感じています。みんなでそのことについて考え、みんなが納得できる形に整理していく、調整していくのが私たち大人に課せられたとても大切な役割のように感じています。

こちらがルールを準備することも大切ですが、子どもたち自身がみんなで相談しながら、価値観を共有しながら、その集団のルールをつくったり、雰囲気をつくったりすることもとても大切なことだと改めて感じました。

もし、子どもたちからうまく引き出せなかったら、そのときこそ、私たち大人の出番なのかもしれません。ルールを提示して、子どもたちが納得できるように伝えて、みんなで取り組んでいけばよいと考えています。

これからも、みんなで考えてみよう!という感覚を忘れず、みんなでよりよい環境をつくりながら活動できることを目指していきたいと思っています。小さなことですが、子どもたちをこういったことを積み重ねていくことで、キッズスクールもよりよい雰囲気が生まれてくると思いますし、子どもたちも自分がいきたい場所になっていくのではないかと考えております。

今回のこの記事が誰かの役に立てますように、願っております。