昨日は、認定こども園さくら幼稚園保育園に、運動指導のお手伝いに出かけてきました。活動の準備をするために少し早めに到着したのですが、私の顔が見えると、手を振ってくれたお友だちがいました。
また、活動場所の遊戯室にみんなでやってきた○○組のみんなが、とてもニコニコと楽しみにしている様子でした。この日までに教室で、先生方がうまく子どもたちの気持ちを盛り上げてきてくださったのを感じました。
先日、さくすく(さくら幼稚園保育園限定スクール)の際に、各教室に子どもたちをお迎えに行ったときのことです。クラス担任の先生から、「○○ちゃんが、今日のサッカーをとても楽しみにしていた!と連絡帳に書いてありましたよ!!」と教えてくださいました。
いろいろな子どもたちが、活動を楽しみにしてくれていることは、私にとってすごくうれしいことです。
最近、この「楽しみ」について、私自身が考える機会が増えてきているのを感じています。
今回は、この「楽しみ」について書いてみたいと思います。
私にとっての「楽しみ」について考えてみる
みなさまは、何を楽しみに日々の生活を送っておられますか?
私は、やはり子どもたちの「笑顔」を楽しみにしています。
「笑顔」にうそはありません。子どもたちが心から楽しんでいるからこそ、「笑顔」になります。その「笑顔」に私は元気をもらっています。心から楽しんでいないと笑顔は出てこないと思っています。
他には、子どもたちと活動していると、こちらが思ってもいないことが起こったりします。先日は、8の字に走るゲームをしたのですが、8の字ではなく、何周もぐるぐると回っていたなかまがいました。「なるほど!!くるくる回るのが楽しいんだね!」と新鮮な発見をくれました。こうした子どもたちならではの反応が毎回楽しみです♪
サッカー以外で言うと、旅行を楽しみにしていました。「〜た」というのも、このコロナ禍でなかなか旅行に出かける状況にならず、この何年かは行くことができていません。早く安心して旅行に出かけることができる日が来るのが待ち遠しいです。
あとは、時々食べる寿司や焼肉を楽しみにしています♪最近はどちらかというと、寿司の方が楽しみですね!肉の脂が厳しくなってきました(苦笑)。
なぜ、「楽しみ」に感じるのか?
これらの私が楽しみにしていることがなぜ楽しみに感じるのでしょうか?
それは、「いつもではないから」だと思います。
ある程度期間が空いてからの〜、時々だからだと思うのです。
わかりやすいのは、旅行だと思います。毎日毎日、旅行に出かけていたら、それは旅行ではなく、出張…仕事レベルに感じてしまって、すごく疲れてしまうと思います。
これが旅行のレベルであるから、いつもではなく、時々…いやそれ以上に期間が空いて、珍しささえ感じる頻度になります。すると、やはり、「楽しみ」になるのです。だから、旅行の疲れも心地よく、楽しみを引き立てます。旅行が毎日であれば、疲れはただの疲労になるのではないでしょうか?
子どもたちが「楽しみ」にしてくれているのはなぜか?
そう考えてみると、子どもたちがプエデの活動を「楽しみ」にしてくれているのは、数量限定だからだと感じています。
スクールで考えてみると、
か〜すくは月に3回、きんすくは月に2回、ためすくも月に2回、さくすくも月に2回です。
ジュニアクラブも、ジュニアユースも日程をガチガチに詰めることは、ほぼやりません。
そういったスケジュールを組むことによって、
「もっとやりたい!!」という気持ちが子どもたちに生まれてくると感じています。
だから、子どもたちは、「もっとサッカーやりたい!!」=「楽しみ」の思いが強くなるのかもしれないな〜と思っております。
「楽しみ」から考えるのまとめ
私が小学生、中学生、高校生の頃は、練習に打ち込むことが何よりも素晴らしく、毎日練習するのは普通だという感覚が広がっていたように感じます。
人が練習していないときに練習するから、追い越すことができる…確かに、そう思う部分もあります。
しかし、それは競技年数や熟練度によって、変わってくるのではないかと思うのです、発達年齢も関係が深いと思っております。
その競技を始めたばかりの子どもがいきなり長時間練習したらどうなるでしょうか?
おそらく、嫌になるケースが増えるのではないかと思います。
適度に余白があり、自分がやりたい時間=自由な時間があるからこそ、「楽しみ」が増えるのではないでしょうか?心の底から、自分がやっている競技がうまくなりたい、強くなりたいと思うのであれば、自分から自由な時間をその競技の練習や取り組みに当てるのではないでしょうか?
それを大人の側が強制すれば、その瞬間はやるかもしれませんが、結局「やらされている」ので続きません。私は、「好き」だからやる、「楽しみ」だから続けるような状況まで子どもたちが成長できるように、私たち大人が導いていくことが大切だと考えております。
そう考えると、実施に活動に取り組む子どもたちも、それを支え見守る大人の側も「楽しみ」に感じられるのは、負担の少ない1ヶ月に2回程度の実施ではないかという仮説にたどりつきました。実際、継続して実施して参りましたが、回を追うごとに参加してくださる方が増えてきています。
その中で、「子どもが毎回楽しみにしているんです!」というお話をお聞きするたびに、とても心地よい頻度で活動できているんだな〜と実感しております。
これからも、子どもたちの「楽しみ」を1つのキーワードにしながら、キッズスクールの活動を盛り上げていきたいと考えております。
今回のこの記事が誰かの役にたてますことを願っております。