昨日、認定こども園さくら幼稚園保育園にて、運動遊びを行いました。

2022年度から、およそ月に1回くらいのペースで、さくら幼稚園保育園の年少(3歳児クラス)、年中(4歳児クラス)、年長(5歳児クラス)の保育授業の一環として、運動遊びの活動をさせていただいております。

とてもありがたい機会をいただきまして、ただただ感謝しかありません。

運動遊びの活動を始めて、もうすぐ1年が過ぎようとしているのですが、昨日は年中(4歳児クラス)の子どもたちにとって、2022年度最後の活動となりました。昨日、子どもたちと関わる中で、またまたとても大切なことを子どもたちから教えてもらいました。

そのことをシェアさせていただきたいと思います。


昨日の活動から感じていたこと

前回の記事で、「今を味わうことの大切さ」を教えてもらったという内容をみなさまとシェアさせていただきました。

私の記憶にもばっちり残っておりましたので、年中の子どもたちと「今」を楽しんでいる子どもたちと、その「瞬間」を私も共有させてもらいながら、活動を楽しんでおりました。

すると、私はいつもとは違う感覚を感じました。私のことばをいつも以上にしっかりと聞いてくれる子どもたちがとても多かったのです。この年代の子どもたちは、注意がそれてしまうことが多々あり、長い話を聞くことはまだまだ難しい状況です。発達段階上、無理もありませんので、私は注意が集まっていないのを感じたら、待ってみたり、刺激をしたりしながら、いろいろな形で注意を集めようとしてきました。

それが、昨日はとてもよく聞いてくれていたのです。「楽しんでくれてうれしいな!」と感じながら、それ以上は深くは考えず、子どもたちと一緒に楽しみながら活動を進めていきました。

今思えば、「なるほど!やっぱり!!」ですが、ここではそこに触れないことにしますね!


活動が終わってから…

活動を終えると、先生から「ちょっと時間をもらえますか?」的な振りが!?

実を言いますと、1クラス目の活動が終わった後に、「2クラス目の活動が終わった後に、子どもたちからプレゼントがありますので、お時間をください!」とお話を聞いておりましたので、このときは知っていました。先生方のお気遣いにとても感謝しております!

ただ私が事前に知っていたのを、子どもたちの気持ちを考えながら、「素敵なリアクション」をとるのが実は苦手でして、「大丈夫かな〜〜〜…」と若干不安を感じておりました(汗)。

しかしながら、私の心配は不要でした!!
私の前に集まってくれた子どもたちがみんなキラキラした笑顔をしてくれて、私も自然になることができました。

写真にあります通り、素敵なプレゼントを子どもたちからいただきました!!ことばから、子どもたちが自分たちで選んでくれたそうです。そして、ことばだけではさみしいから、自分たちの顔もつけようと張り切って、子どもたちがプレゼントをつくってくれたそうです。

これだけで、もう十分すぎるくらいうれしいのですが…

先生が、「今日欠席の子どもたちもたくさんいますけど、その子どもたちもみんな同じ思いなんです!」と伝えていただいたときに、私ははっとしました。

子どもたちが私のことを想ってくれて、プレゼントをつくってくれたことは当然うれしいことですし、ありがたいことです。しかし、私がもっと大切にしないといけないのは、それだけ「長い時間」、私のことをかんがえてくれていたということです。この気づきを子どもたちから、先生からいただいたときに、とても幸せな気持ち、あたたかい気持ちになることができました。


「大人」になって、「歳」を重ねて、忘れかけている大切なことを一緒に思い出しませんか?③のまとめ

この1年間、本当にたくさんのことをさくら幼稚園保育園の活動から教えていただきました。

私がずっと一貫して考えていたことは、運動が好きではない子ども、普段は積極的に自分からは動かない子ども、自信のない子ども、そんな子どもたちもみんながそれぞれの「楽しみ」が得られるような活動にしようということです。

まだまだ、足りないことはあると思います。しかし、私の気持ちは子どもたちにしっかりと届いていたように感じて、とてもうれしくなりました。

しかし、私が子どもたちに与えようと思っていたものよりも、ずっとずっと大きなものを子どもたちから与えてもらいました。

改めて感じておりますが、やはり私たち大人は、子どもたちから学ぶことがとても多いです。それも、教えたい、伝えたいと子どもたちのために関わろうとすればするほど、子どもたちから与えてもらうものが大きくなると感じています。

これからも、ひとりの大人として、指導者として、親として、大切なことを忘れないようにしながら、子どもたちと関わっていきたいと思います。子どもたちのために、周りの人のために、成長し続ける自分を見失わないようにしていきたいです。

この記事が、誰かの役に立てますことを願っております。