プエデのことをたくさんの方に知っていただくため、「やる気」なかまを増やしていくために、5月からプエデ公式ホームページをリニューアルさせていただきました。
その際、「卒業生の声」を通して、プエデがどんなクラブであるのか?何を身につけることができるのか?ということをよりわかりやすくお伝えすることができると学びました。
そんな卒業生の生の声をホームページに掲載することから、さらに発見したことをお伝えしたいと思います。
始めは、プエデをよりわかりやすく宣伝するためにとだけ考えていた「卒業生の声」
これまで20年ほど活動してきましたが、なかなかうまくプエデのことを伝えることができず、もどかしい思いを感じていました。私として伝えたいことはたくさんあるのですが、捉え方は人それぞれです。
1番伝えたいことが伝わっていなかったり、伝えたいことの断片が切り取られてしまって事実とは、ずれてしまって伝わっていたり…興味を持っていただけないは、こちらの発信不足や力不足なので、仕方のないことですし、こちらが変わらないといけないと思います。
しかしです!こんなことが時々ありました。
それは、体験にきてくださった方から何年かしてから、プエデの目指していることがもっとよくわかっていたら、あのときプエデで活動していくことを選んでいたかもしれないという声を聞くことでした。
「自分がやっていることすら、自分は人に伝えることができていないのか?」
自分は何て情けないんだと感じましたし、自分にはそれがうまくできないと半ばあきらめていました。しかし、それがある方との出会いを通じて、自分の考え方が変わりました。
自分のことや自分がやっていることをわかりやすく伝えるには、自分の中でしっかりと言語化をして納得感を持って説明できるように鍛えないといけないこと、そして、自分のことや自分がやっていることを最もわかりやすく伝えてくれるのは、プエデのなかまである子どもたちであることに気づきました。
そこから、ホームページをリニューアルし、「卒業生の声」を掲載することにしました。
「卒業生の声」を依頼するときの意外な反応
この度、ホームページをリニューアルするにあたり、私自身かなりの苦労をしました。今まで意識してやっていたことから、何となくやっていたことまで、活動のすべてをことばにするという作業は自分が想像していた以上にハードなものでした。
その経験から、「卒業生の声」を子どもたちにお願いしたら、「やってくれるだろうけど、嫌がるかもしれないな〜」、「きっとたいへんがるだろうな〜」と思っていました。
しかし、実際に「卒業生の声」を依頼したときの反応は、とても意外なものでした。
それは、「自分でよければ、喜んで引き受けます!!」、「クラブのためになるのがうれしいので、やらせてください!!」という声でした。
とてもうれしかったですし、「そんなにまで、クラブのことを思ってくれていたのか?」ということに気づかせてもらいました。そこで、改めて子どもたちは、クラブのなかまであり、これからもずっと「やる気」なかまなんだと感じました。
そして、保護者の方からは、「こんな大切な役目を子どもに任せていただけるなんてありがたいです」という声をいただきました。この体験から、私の中で「この『卒業生の声』をプエデの宣伝のためだけに使うのはもったいないのではないか?」、「今いるクラブの子どもたちのためにもっとできることがあるのではないか?」と考えるようになりました。
完成した「卒業生の声」を読んで気づいたこと
初めて「卒業生の声」を依頼し、原稿を初めて読ませてもらったのは、2021年度卒業の第19期生Sくんでした。
この「卒業生の声」は、書いてもらう内容、文章量の指定は全くせず、自分の思いを書いてもらうようにしました。私の中では、シンプルで読みやすい長さを想定していました。そうでないと、原稿を書く子どもたちも大変だろうと思っていました。
しかし、私が初めて依頼したSくんの「卒業生の声」の原稿は、すべての予想を覆すものだったのです!!
Sくんの原稿を読んで、まず感じたことは、クラブに対して強い思いを持ってくれていることを感じました。そうでなければ、ここまで自分の思いが伝わる文章を書けないからです。文章の書き方や伝え方のテクニック以上に、人の思いのこもった文章は、読む人の心に響くということを改めて教えてもらったように感じています。
私が思っていた以上の文章量であったことも思いの強さだと受け止めています。依頼をする前には、正直ここまでしっかりと内容のあるものを書いてくれるとは予想していませんでした。クラブとして大切にしていることをこんなにもしっかりと伝えてくれていることにも驚きました。
それと同時に、「こんなこともあったな〜」という懐かしさや、「こんなことを感じていたのか!」という発見、そして「こういう風に伝わっているんだな〜」という確かめとなる「卒業生の声」は子どもたちと一緒に活動してきた私にとって、かけがえのないものに感じています。
これはSくんに限らず、すべての卒業生の声に言えることです。
そして、数名の卒業生の声を読みながら、あるアイデアが浮かびました。それは、「卒業生の声」を集めていったらどうだろうか、ということでした。日頃から、OGやOBのことやプエデの先輩たちのおかげで今のプエデがあること、伝統のことなどを現在プエデで活動している子どもたちに伝える機会をつくっています。しかし、私の口から伝えるのは、どうも伝わりが悪いように感じていました。
この「卒業生の声」を通じて、それが子どもたちにより伝わるのではないかと考えました。
私が伝えるよりも、卒業生が書いたものを直接読んだ方が、より刺激を受け、より多くのことが伝わり、今いるプエデの子どもたちの成長のきっかけになると感じています。
プエデのことを多くの方に知っていたくため、
プエデの先輩たちの思いを今いる子どもたちに伝えるため、
この「卒業生の声」を少しずつにはなりますが、できるだけ集めていきたいと考えています。
「卒業生の声」についてのまとめ
改めて、プエデ公式ホームページをリニューアルしてよかったと感じています。それがきっかけで「卒業生の声」に出会うことができました。まだ始めたばかりで成果についてはわかりませんが、プエデを知ってもらうため、そして、今いるプエデの子どもたちの成長のために、必ずや役立つと感じております。
やはり、何事もやってみること、挑戦してみることが大切だということを改めて感じています。その挑戦自体は失敗になるかもしれませんが、何かしらの新しい気づきや発見につながります。もし、私がホームページのリニューアルを尻込みしていれば、今回の記事のような気づきはありませんでした。
人生でも、生活の場でも、サッカーの場でも、それは同じだと感じています。
「やればできる」というクラブの精神を体現してきながら、「やる気」を自分でみなぎらせることのできるなかまを増やしていきたいと思います。
「卒業生の声」は随時、このブログ記事を通じて、発信していきたいと考えております。
プエデOB・OGのみなさんに、私の方からお願いをすることがあると思います。その際はぜひともよろしくお願いします!また、私とつながれていないOB・OGのみなさんで、「卒業生の声」を書いてくれるなかまがおられましたら、ぜひおしらせください!!
この記事が新たなつながり、気づき、学びにつながりますことを願っております。