みなさまは、「どうせ自分なんて…」とか、「自分にはできるわけがない…」ということばを自分に掛けたり、心の中で思ったりすることはありませんか?今回のことを知るまでは、私自身このことばを掛けてしまっていました。それが今回の内容を知って衝撃を受けました(汗)。そんな話をみなさまとシェアさせていただきたいと思います。

復習!自分を整える【1】自分にOKを出す

前回の「自分を整える①」で、自分を整える方法が3つあることをお伝えしました。

【1】自分にOKを出すこと
【2】自分を破壊することばをなくすこと
【3】周りから掛けられる褒めことばを受け取ること

の3つです。

【1】自分にOKを出すことにチャレンジしてみられましたか?まだの方は、ぜひやってみてください!

今回は、【2】自分を破壊することばをなくすことについて、お伝えしたいと思います。

自分を整える【2】自分を破壊することばとは

自分を破壊することばとは、自分の肯定感を下げることばのことです。つまり、自分を否定することばです。

具体的には、
「どうせ自分には…」とか、
「私には無理無理」とか、
「自分にできるわけがない」とか、
が自分を破壊することばにあたります。

私は無意識に近い感覚で、何となく言ってしまっていた自分に気づきました。みなさまはどうでしょうか?

自分を整える【2】自分を破壊することばの衝撃!!

人間はなんと、1日に1万回も自分の中で会話をしていると言われています。これだけでも驚きなのですが、次が私にとって非常に衝撃でした!!

それは多くの人が、1万回の会話のうち9割も「自分を破壊することば」を使っているというのです!!とんでもないことだと思いませんか?

しかし、冷静に考えると、この9割を少しずつ減らしていけば、だんだんと自分が整っていくということです。9割も改善の余地があるので、伸びしろと言いますか、自分が変わっていくのが楽しみにできるようにも感じました。逆に、このことを知らなかったとしたら、いつまでたっても、自分のネガティブな感情の原因がわからず、不幸せな日々を送っていたと思います。そう考えると、ぞっとしますね(汗)。

自分を整える【2】自分を破壊することばをなくすための方法①

まずは、自分がどんな「破壊することば」を掛けているかを認識することが第1歩になります。

そのために、紙に書き出すことが重要なポイントになります。自分が思いつくだけ書き出してみてください。そして、自分が書き出した中から、1つだけ1番頻度が多いことばを選んでみてください。そのことばを減らしていく設定をしていきましょう。

私は、「どうせ、自分はこんなもんだ」ということばが多かったです。自分が失敗したり、自分の思い通りにいかなかったときに、このことばで自分の気持ちに蓋をしていたのだと思います。それで、次に切り替えようとしていたのでしょう。しかし、そのときにはこれで次に向かえたとしても、こういったことが何度も積み重なっていくことで、自分にストレスが溜まってしまったり、自分の肯定感を下げ続けてしまったりして、最終的には自分がどんどんアンバランスになっていってしまったのだと改めて感じました。

自分を整える【2】自分を破壊することばをなくすための方法②

どの「破壊することば」を減らすか?それが決まったら、次は、その「破壊することば」が出てきたときに、どう言い換えたらいいかを考えます。言い換えたことばが、自分を成長させるようなことばになるように言い換えを考えていきます。

私は、「どうせ自分なんてこんなもんだ」を、「こんな難しいことに出会うなんて、成長のチャンスだ」と言い換えようと考えました。ここの「言い換えルール」を考える過程はなかなか難しかったですが、この設定を決めることができただけで、少し心が軽くなったように感じました。私の場合は、1発で「これ!」としっくりいかなかったので、何度か設定を変更していきました。

自分を整える【2】自分を破壊することばをなくすための方法③

ここからがいよいよ実践編となります。

自分が考えた「言い換えルール」を自分に定着させていく、習慣化していく過程になります。

実際取り組み始めてからも「自分を破壊することば」が出てしまっても仕方ありません。その度に、言い直していきました。それを繰り返しているうちに、だんだんと「自分を破壊することば」が出そうになったときに先に言い換えることができるようになっていきました。

ここでポイントだな〜と感じたのは、
自分を整える【1】自分にOKを出すこととリンクしているということです。

私は、「自分にOKを出す」というワークも継続して続けていました。しかし、10個も毎日書き出すのは大変なので、5個に基準を落として継続しました。これを続けていたからこそ、「言い換えルール」がスムースに自分に落とし込めたように感じています。

【2】自分を破壊することばのまとめ

「自分を破壊することば」は自分だけが掛けてしまうわけではありません。自分と関わる他人が発することもあります。

ここでポイントとなるのは、脳は主語が理解できない、ということです。

自分が掛けたことばも、他人が言ったことばも、脳は自分のことだと受け止めるということです。この場合も「言い換えルール」で対応可能です。相手の「自分を破壊することば」に対して、直接言い換えることができればいいのですが、そうはいかない状況もあると思います。その場合は、自分の心の中で「言い換えルール」を発動すればよいと思います。

ことばというものが、これほどまで強力であり、大切なものであったことを改めて学ぶことができました。指導者として、親として、1人の人間として、ことばを大切にして、少しでも周りの人に幸福感を与えられるような人間になれたらいいなと切に思います。

次回は、自分を整える【3】周りから掛けられる褒めことばを受け取ること、について、みなさまにお伝えしたいと思います。

この記事がどこかで誰かのために役立ちますよう、願っております。