本日2月3日は節分の日です。

うちの息子たちが、
幼児期には、私が鬼の面をかぶって出ていくと大泣きをしていたこと、
そして、
昨年は、なぜか全員が鬼の面をかぶって鬼役をしたこと、
なつかしく、あたたかい気持ちになれるようなことが思い出されますね。

息子たちが保育園に通っていた頃、節分のときに配られた園だよりのことをいつも思い出します。

今回は、そのことについてお伝えしたいと思います。



心の中にいる「悪い鬼」

あなたの心の中に「悪い鬼」はいませんか?

すぐにおこってしまう「おこりんぼ鬼」、
かたづけをしないでちらかりっぱなしの「ちらかし鬼」、
おともだちにおもちゃをかさない「いじわる鬼」、
など、誰の心にも鬼が住んでいます。

あなたの中には、どんな鬼がいますか?
今日の節分の日に、そんな鬼を退治しましょうね!


といったようなお話を子どもたちにする園があるそうです(ざっくりとした内容ですみません)。

息子たちも節分には、豆をまいて鬼を退治するという行事ではなく、先生方に「心の中にいる鬼」の話をしていただきました。

「節分」とは、季節の変わり目ということで、立春、立夏、立秋、立冬の前日が、全て「節分」だそうです。2月3日は、冬の最後の日なのだそうです。

また、新しく春を迎えるにあたり、「災厄」や「邪気」を払い、福を招こうという儀式が「豆まき」の風習だそうです。「豆」というには、「魔目」、つまり、鬼の目であり、摩滅に通じるとされているそうです。これは、中国から室町時代前後に、日本に伝わってきたと言われています。

こうした話を幼児期の子どもたちに伝えても、なかなか理解できませんし、ぴんときません。だから、子どもたちに感覚的に感じ取りやすい「心の鬼」に例えて、自分の心と向き合う機会としていただいたのかもしれません。真意はわからないですが、親としてはとてもありがたいな〜と当時から感じておりました。


「心の鬼」があばれているのは、大人の方ではないか?

そんな「心の中にいる鬼」の話を聞いて、本当に自分の心と向き合い、「鬼退治」しないといけないのは、大人の方だよな〜と、自分を見つめ直すきっかけをいただきました。

「後でやればいいや〜」
「自分がやらなくても大丈夫でしょう…」
「自分はやっているのに、何でわかってもらえないんだ〜」
「めんどくさいことは、やりたくないな〜」

これは、以前に私の中にいた「悪い鬼」たちです(汗)。まだまだいると思いますが…きりがないのでこれくらいで(苦笑)。みなさまの心の中にも、このような「悪い鬼」が住んでいるのではないでしょうか?

私の心の中に、こうした「悪い鬼」はまだ住んでいます。この鬼たちは、自分たちが登場する出番を今か今かと待っています。そう、私たちの心の中には、誰でも鬼が住んでいて、油断すると、暴れ出してしまうのです。

では、どうすれば、自分の心の中にいる「悪い鬼」が暴れだすことを防ぐことができるのでしょうか?



それは、内緒です!!



と言いたいところですが(笑)。
私事で恐縮ですが、私は「子どもと一緒にいること」だと思います。これは、ずっと一緒にいるという意味ではなく、子どもと一緒にいる時間をつくり、「子どもから学ぶ」姿勢を持ち続けることだと思います。自分の子どもでも、そうではなくても、いいと思います。

最初から「悪い」子どもはいないと思います。だれかの悪いところを見たり、聞いたりして影響を受けるから「悪く」なるのだと思います。子どもは大人の姿をうつす「鏡」です。特に、自分の子どもはそうです。親として、それを受け入れることができるかどうかで、子どもの成長は変わるのではないでしょうか?

私は息子たちに、「靴をそろえなさい!」とよく注意していました。しかし、なかなかできるようになりませんでした。今思えば、私がそろえていない時があったからです。それが、すぐに変わりました。私がいつも靴をそろえるようにし、家族の分もそろえるようにしたら、気づかないうちに、息子たちの様子が変わりました。

子どもの姿は「親の鏡」…なかなか耳の痛い話ですが、これを意識していると、子どもたちから学ぶことがたくさんあります。


あなたの心の中に「悪い鬼」があばれていませんか?のまとめ

子どもたちから、気づきをもらったり、学ばせてもらったりすることは、本当にたくさんあります。自分の息子たちにも、クラブの子どもたちにも、幼稚園保育園の巡回で一緒に遊ぶ子どもたちにも、同じようにたくさんの「鏡」を見せてもらっています。

逆に言うと、
「鏡」で自分の姿を見ようとしない限り、自分の「本当の姿」を見ることはできないのではないでしょうか?

私は、これに気づけたときから、子どもたちのおかげで成長し続けることができています。

そんな子どもたちの存在をありがたいと感じることができるようになり、私だけもらっているのは申し訳ないので、何か子どもたちのためにできることはないかと考えるようになりました。

その結果、私が学んだことを子どもたちのために役立てること、子どもたちの役に立てるように自分から学びの場に出かけていこうということを考えて、行動するようになりました。

すると、自分の中にいる「悪い鬼」が出てこようとしていることに気づけるようになり、鬼と対話をして、鬼とうまく付き合えるようになってきたと感じています。鬼との付き合い方がわからない方はぜひご相談くださいね。

今年の節分も、家族で楽しみたいと思います♪

この記事が、誰かの役に立てることを願っております。