本日12月9日の、朝の連続テレビ小説「舞いあがれ!」はご覧になられましたか?

私は、朝は「ZIP!」を見て、「スッキリ」を見ながら家事を済ませるというのが、毎朝のルーティンになっていましたので、この「舞いあがれ!」をもともとは見ていませんでした。しかし、家族が毎日の「舞いあがれ!」の放送を自動録画しているため、朝8時になると自動的に画面に映るようになったのです。

あるとき、ぼ〜っと見ていると、だんだんとハマってきて、最近は毎朝「舞いあがれ!」を見るようになってきました。そんな中、今日の放送で私の心に刺さる部分がありました!!

今回は、それをみなさまとシェアさせていただきたいと思います。



私の心に刺さったシーン

私の心に刺さった今日のラストシーンは、パイロットを目指して航空学校に通っている主人公の岩倉舞さんが、訓練に苦戦しているというものでした。

ソロ飛行訓練で、なかなかセンターラインに着陸ができず、教官に着陸の特訓を申し出て、やっとのことでセンターラインに着陸することができました。しかし、それができたときに「うれしくなかったんです…」と岩倉舞さんが教官に打ち明けました。

岩倉舞さんが、「…訓練しているのがつらいんです。何のために訓練しているのかわかりません…」と涙ながらに教官に伝えました。すると、教官は「決して間違えるな!!なぜ、パイロットを目指したんだ??それを思い出せ!!」とだけ伝えて、教官はその場を去っていきました。

このシーンが私の心に刺さりました!
私の説明がうまくないので、もしよろしければ、こちらよりシーンを確認するとよくわかると思います。

余談ですが、個人的にはこの教官役の吉川晃司さんの演技に味があり、とても好きです。



自分の「原点」はいつでも自分の原動力になる

「なぜ、パイロットを目指したんだ??それを思い出せ!!」という教官のことば。この教官は普段多くは語らないような人物です。そんなクールな印象の教官が、自分の原点を思い出せというメッセージを伝えたことに私の心は動いたのかもしれません。

日頃から、私は自分の直感を素直に受け止めようと行動しています。テレビドラマとはいえ、このタイミングで、私の前に「自分の原点」を思い出せ!!というメッセージが飛び込んできたのは、すごく意味があることなんだな〜と受け止めました。

そこで、私の原点について考えてみました。

なぜ、私がサッカーの指導者をやろうと思ったのか?

それは、私自身が高校でサッカーをプレーヤーとして続けていくことをやめてしまったことをとても後悔しているからです。高校サッカーでいい思いができず、成長を感じることもできず、サッカーはもう辞めようと思い、やめてしまったけど、サッカーはどんな環境になっても楽しいものです。自分が報われないからとやめてしまったサッカーだけど、自分次第でもう少し違ったサッカー人生が送れたのではないか?試合に出られる、出られないを越えるものがサッカーにあるのではないかと自分のサッカー人生をやり直したい気持ちがスタートラインでした。

私が高校1年生のときに、当時中国地域でトップクラスだった森崎和幸さん、森崎浩司さん、駒野友一さんと試合をする機会があり、それを通じてプロになるのは非常に厳しいことだと思い知ったと同時に、鳥取県にはプロになれる環境がないから、自分が指導者として学ぶことによって、そこに貢献できないだろうか?チームが強い、弱い、自分がプロになれる、なれないという次元でなくても、サッカーを楽しめるようになれるのではないかということを探究したいという思いを持っていました。

そこには、自分がサッカーがうまくないことがよくわかっていて、それでもサッカーを通じて、人間としての成長を経験することができたことは感じていたので、サッカーをやるととてもいい経験が、成長ができるということを子どもたちに伝えたいと感じていました。

私の原点は、サッカーに対しての「不足」をたくさん経験できたことでした。もし、サッカーで「満足」をたくさん経験していたら、指導者になって子どもたちと関わりたいとは思っていなかったと思います。辛い思い、苦しい思いをたくさん経験して、その中に「好き」を見つけられたからこその今があると考えています。

だからこそ、今日の放送の岩倉舞さんが「訓練がつらい」、「何のために訓練しているのかわからない」ということばが私の心に刺さり、自分の原点を思い起こさせるきっかけになってくれたのだと思います。


迷っているときこそ、つらいときこそ、自分が目指しているゴールをイメージしよう!のまとめ

私の仕事は、サッカーを通じて、子どもたちと一緒に成長し続けること、それによって将来「幸せ」に生き抜いていける力を共につけていき、自分の求める「幸せ」に近づくことです。

そこには、当然子どもたちがサッカーがうまくなること、試合に勝つことも含まれますが、目指したいのはそのもっと先のこと、それよりももっと大きなことです。

サッカーのゴールは、得点をとること、試合に勝つことです。

しかし、人生のゴールは、人によって違いますし、正解がありません。自分がどうしたいのか?どういう考えを持っているのか?すべては、自分次第、自分の経験次第ではないでしょうか?私は、たくさんのお金を稼ぐこと、大きな成功を得ることで自分が「幸せ」だとは感じません。たとえ小さくても誰かの役に立てることがこの上ない「幸せ」です。また自分がやりたいことを地道にできる今の環境はこれ以上ない「幸せ」だと感じています。しかし、これは私の「幸せ」のゴールに近づいているから感じられることであり、他の人にとっては、目指す「幸せ」は違うと思います。

そんな「答えのない」ゴールに対して、人生の先輩として、私にできる精一杯のサポートを子どもたちにしたいのです。自分の目指すゴールが難しければ難しいほど、苦しい思いや辛い思いを経験するでしょう…。しかし、そこでたくましく立ち向かっていける、辛さや苦しさをも「幸せ」だと味わえる、そんな人間に成長できるといいなと思っています。

今現在、世の中はものすごいスピードで変化しています。そんな凄じい変化に先んじて対応していこうとすると、それだけで疲弊してしまいます。そんな世の中で、「幸せ」に生き抜いていくためには、日々何不自由することなく生活できることを味わい、それに喜びを感じ、その瞬間瞬間を大切にしながら行動していくことではないかと思います。そのためには、自分の目指すゴールをイメージする力が求められているのではないかと思うのです。

今日という日に、こうして「自分の原点」について、「自分の幸せ」について、考えるきっかけをつくってくれた「舞いあがれ!」の放送に出会えたことは私にとって運命であり、幸運でした!!これからも天から与えられる!?きっかけを素直に受け止めていきたいと思います。

今回の記事が、誰かの役に立てますことを願っております。