みなさまは、誰かに褒められたときに「とんでもないです!」とか、「まだまだです!」と謙遜されることはありませんか?私は現在でも謙遜してしまって「そんなことないです!」と言ってしまいます。この知識を得るまでは、それが日本人らしくていいと思っていました。しかし、ここにも自分を整えていくための秘密があるようです。今回はそんな内容をシェアさせていただきたいと思います。
自分を整える【1】【2】の復習
前々回、前回と「自分を整える」方法【1】【2】についてお伝えしました。この度は、3つ目の方法についてお伝えしますが、その前に3つの方法について再度復習したいと思います。
【1】自分にOKを出すこと
【2】自分を破壊することばをなくすこと
【3】周りから掛けられる褒めことばを受け取ること
の3つです。
これらの基本となるのは、【1】自分にOKを出すこと、です。まだ【1】をご覧になられておられない方は、【1】からチャレンジされることをおすすめします。
今回は、【3】周りから掛けられる褒めことばを受け取ること、についてお伝えしたいと思います。
自分を整える【3】なぜ、相手が褒めてくれるのか?
例えば、「○○さん、かっこいいですね!」とか、「素敵ですね!」と声を掛けられたとします。私は、こうして褒められたことに対して、「はい」というニュアンスの返事をすると、相手に「自分でそう思ってるのか!」と思われると感じていました。
しかし、相手にしてみれば、本当にそう思っているからそう伝えてくださっているだけなのです。逆に、自分が相手を褒める立場を想像してみてください。相手を褒めるって、結構恥ずかしくないですか?勇気や思い切りが少し必要だったりしませんか?
そう考えてみると、誰かに褒めてもらえるのって、とてもありがたいことだと私は思いますが、みなさまはどう思われますか?
自分を整える【3】相手を褒めるとは
相手を褒めるとは、相手を承認することです。
【1】自分にOKを出すは、自分で自分を褒める、つまり、自分を承認することです。自分を承認すること、相手からの承認を受け取ることによって、自分への肯定感を少しずつ高めていく…その積み重ねで自分を整えていくのです。ここに、【2】自分を破壊することばをなくすことも重ねていくことによって、より自分への肯定感を高めていくというのがメカニズムです。
自分を整える【3】周りからの褒めことばを受け取らないこと
多くの日本人は、褒め言葉に対して謙遜します。私自身も他人事ではありませんでした。しかし、実は謙遜の反応は相手に対して、とんでもないことをしていることになるのです。
それは、相手の承認を跳ね返してしまっていることになるのです。
せっかく相手のことを思って褒めことばを掛けてくれたのを受け入れてもらえないとき、どう感じますか?何か少し寂しい気持ちといいますか、受け取ってもらえないのか〜と言わなかった方がよかったかなと思うかもしれません。
自分を整える【3】周りから掛けられる褒めことばの受け取り方
では、周りからの褒めことばをどう受け取ればいいのでしょうか?
「はい!」、「そうですね!」と受け取るのは気が引けますよね?ここで、あの魔法のことばが助けてくれます。
それは、「ありがとうございます!」です。
周りの褒めことばに対して、「ありがとうございます!」と相手の承認をしっかり受け取ることで、自分自身がうれしくなります。そして、そのうれしさが相手にも伝わります。
このように褒めことばを「ありがとう!」と受け取るくせ(習慣)をつけることによって、また褒めことばを掛けてもらえる機会が増えていくと思います。受け取る習慣がついた頃には、もしかしたら自分の周りに褒めことばを掛けてくれる人が集まってくるかもしれません。
そうなれば、自分も周りの人もお互いに自分への肯定感が高まっていきます。やはり、「ありがとう」のことばは、魔法の言葉ですね!
自分を整える【3】周りから掛けられる褒めことばの受け取り方のまとめ
周りからの褒めことばを「ありがとうございます!」と受け取る習慣をつけたいものです。
しかし、ここにはやはり自分を整えるための行動を積み重ねる必要があります。自分への承認をして、破壊することばをなくしていく、という取り組みによって、自分を整えることが大切です。
地道な積み重ねによって、素直に、自然に、褒めことばを受け取ることができる瞬間がやってくると思っております。
私は、まだこの褒めことばを受け取る習慣ができていませんが、少しずつ少しずつ自分の中で変化を感じている途中です。時々、基本に立ち返り、継続して取り組んでいきたいと思っています。きっと今よりも整った自分に出会える日がやってくると感じています。そうすれば、私が出会う方々のお役に立てることもきっと増えるのではないかと思っています。
自分を整える【1】【2】【3】ということで、みなさまの役に立ちたいという思いでシェアさせていただきました。どうだったでしょうか?
改めてこうして記事でお伝えするということがいかに難しいことかを痛感しています。私は「相手に伝えたいことをただ伝えるのではなく、相手にどう伝わっているかを想像すること」を自分の課題の1つとして設定しています。その力を鍛えていく場として、自分にとってありがたい場であると感じております。
このブログとともに自分も少しずつでも成長していき、よりみなさまの役に立てるようになっていきたいと思っております。もしよろしければ、今後もおつきあいいただけましたら、とてもうれしいです。
この記事がどこかで誰かのために役立ちますよう、願っております。