日頃の活動の中で、子どもたちの成長や上達のために、様々なことに取り組んでいます。
身体づくりや動きづくりのために継続して取り組んでいるのですが、それに加えて「自分で決めて実行する」力をつけるきっかけになると感じています。サッカーだけでなく、日々の生活にも生かすことができる、「自分で決めて実行する」力が芽生える遊びを集めてみました。

少しでもみなさまのお役に立てればと思います。

今回は3つほど紹介させていただきたいと思います。

年長、小学1•2年生の子どもたちにはこれ!!

マーカー交換ゲーム(ボールあり)


ルールは、
コーチの「スタート!」の合図で、マーカーコーンをなかまとどんどん交換します(何度も何度も交換します)。
コーチが合図をしたときに持っているマーカーの色のところに素早く集まります。

1番早かったグループが勝ちとなります。

※動画では、ボールをつけてドリブルで移動をしています。
※ボールをなくして、走って移動にするとより素早い移動が可能になります。


このゲームは、チームの勝ち負けを競う楽しさがあります。そして、自分がどこに移動すればいいかわからなくなってしまうという、「迷子」になってしまうというおもしろさもありますので、失敗すらも楽しめてしまいます。子どもたちが失敗をも楽しめるような雰囲気づくりをいかに指導者が行うことができるか?そこが最も大切だと感じております。

ポイントは、どこの場所に自分が移動しないといけないかを自分で判断する、そしてそれを「素早く」やらなければならないというところにあると感じています。楽しみながら、「自分で決める」ということに取り組める遊びです。

小学校3•4年生以上の子どもたちにはこれ!!

ルーレットおにごっこ

※ペットボトルの黄色い液体はクエン酸飲料です。


ルールは、
ペットボトルボトルのキャップが向いたなかまが鬼となります(自己申告で)。
おにはボールを拾って逃げるなかまに当てる、
そして、逃げるなかまは指定されたところまでボールを当てられずに逃げ切る、という遊びです。

※動画では、ケンケンで逃げる設定にしていますが、そこはねらいに応じてアレンジ可能です。


この遊びを成立させるには、率先しておにを引き受けたくなるような雰囲気をつくることが大切です!
その上で、瞬時に自分がどう行動するかを決めて動くことがポイントになります。
この日はキッズボールで行ったため、送球スピードが出せませんでした。やわらかい小さなボールにすれば、逃げる難易度をもっと上げることができるかもしれません。

小学生高学年、中学生の子どもたちにはこれ!!

おおいそがしゲーム


ルールは、
コーチが「1!」と言えば、右方向に
「2!」と言えば、左方向に動く。

コーチの「赤!」、「青!」、「ボール!」の合図で、
赤いマーカー、青いマーカー、ボールを
目の前の相手よりも先にとったら勝ち。

※すべて番号に置き換えると難易度が変わります。
※さらに、番号をチェンジするとかなりの難易度になります。


勝手に命名しましたが、あまりしっくりきていません(笑)。
いつか名称変更になりそうです。

これはコーチの合図に合わせて、あらかじめ決まっているアクションを素早く行うものです。
「この合図にはこのアクション!」と自分で決めて即実行することがポイントです。

目の前の相手が「鏡」の動きをしてくれるわけではないので、すべて自分の頭で考えて実行しなければならない状況下での活動です。自分で決めるという難しさと、自分で決めて行動できたうれしさがどちらも味わえるのではないでしょうか?

まとめ

サッカーにおいても、「自分で決めて行動する」力は、自分の上達を左右する大きな要素です。

日々の生活の中でも、「自分で決める」こと、「自分で実行する」ことが常に連続していきます。

何をするにおいても、「自分で決める」こと、「自分で実行する」ことは必要なことであり、必要な力です。そして、大人になってから特に重要になってきます。自分自身のことを振り返ってみると、この力は大人になってからこそ、必要になる場面が非常に多くなってきたと感じています。

このように書くと、非常に重たい感じを受けるかもしれませんが、そうではありません。子どもたちが幼い頃から、日々の小さな積み重ねによって、「自分で決めて行動する」楽しさを味わっていくことが大切だと考えています。

これらの遊びは、そのいち例だと思っています。
こういったことを積み重ねていくうちに、「自分で決めて行動する」ことがどんどん楽しくなっていきます。

楽しくなってくると、今度は「どうすれば相手に勝てるか?」、「どうすればもっと優位になれるか?」を自分から考えるようになってくると感じています。そのレベルに到達できるまで、コツコツと取り組む機会をつくって、見守っていくことこそ、私たち指導者、私たち大人に必要なことなのかもしれないと考えております。

地道な取り組みが子どもたちの「やる気」を高め、自信につながっていきます。それがやがて日々の生活でも、自分で決めて実行できる「自分」になることにつながっていくのではないでしょうか?

様々な活動を通じて、子どもたちの将来に役立つ力を芽生えさせることのできるきっかけづくりができればいいなと願っております。

今回の記事が、誰かの役に立てますよう、願っております。