前回の「みなさま、今日から幸せな毎日を過ごしませんか?①」で、幸せには4つの要素があることをお伝えしました。
①ありがとう因子
②やってみよう因子
③なんとかなる因子
④ありのまま因子
です。
つまり、「ありのまま」の自分を認めて、どんなときも「なんとかなる」だろうと思い、いつでも感謝を忘れずに行動していく。その上で、何かに挑戦し続けていく、ということで、人間はより幸せになれるという内容でした。
しかし、「何かが欠けているのでは?」、「何かが足りないのでは?」と感じませんか?
それは、「お金」です。
前回の内容を私自身が学んだときに、「幸せの要素には、お金は関係ないの??」と疑問に感じました。
今回は、その点についてお伝えしたいと思います。
なお、今回も星渉さんの「神子育て講座」からシェアさせていただいております内容となります。
2つの「幸福」とは?
お金も「財」の1つですが、
人間が持つ「財」には2種類あると言われているそうです。
①「地位財」
②「非地位財」
の2つです。
幸福①「地位財」
「地位財」とは、お金、大きな家、高い車、部長や社長になったとか、○○大学卒という肩書き、などのことです。
つまり、所得、物的財(服、宝石、車など)、社会的地位・学歴のことです。
この「地位財」は基本的には、人との比較で満足を得られる財のことです。わかりやすいものであり、誰もがもしできることならほしいと思うものではないでしょうか?
この「地位財」には、実はこれらを持っても幸福感が長続きしないという特徴があります。
幸福②「非地位財」
一方、「非地位財」とは、健康、自由、愛情、家族との時間といったもののことです。
こういった環境や心、感情に関するものは、人との比較なく幸福を得られるものであり、幸福感が長続きするという特徴があります。
たしかに、この「非地位財」は、人によってちがうもの、人によって考え方が変わるものだから、人と比べるよりも「自分はどう感じているのか?」の方が重要ですよね。
そして、ポイントとなるのは、
前回の「みなさま、今日から幸せな毎日を過ごしませんか?①」でお伝えした、4つの幸せの要素である①ありがとう因子、②やってみよう因子、③なんとかなる因子、④ありのまま因子は、「非地位財」として捉えられるということです。
「地位財」と「非地位財」のどちらを選びたいですか?
ここまで、「地位財」と「非地位財」について、見てきました。内容から考えると、「非地位財」を選んだ方がよいと思うのですが、そんな単純なことはありません。
結婚や就職など、人生のいろいろな場面で、この「地位財」と「非地位財」を同時に提示されることが起こります。その場合、多くの人がわかりやすい「地位財」を選びがちというのです。
なぜかと言うと、人間の脳は目の前のことを優先させるようにできているからです。だから、「地位財」を選ぶことが悪いことではないのです。
大切なことは、この記事でお伝えしました通り、「地位財」と「非地位財」という2つの幸福感につながる財があり、それぞれ特徴があるということを知っているということです。この知識があれば、人生で「地位財」と「非地位財」を両方提示されたときに、冷静に、総合的に考えた上で、自分の意志や意図にあった決断ができることです。
つまり、より自分の思い通りの決断、より幸せな決断に近づくことができますね。
「地位財」と「非地位財」から得られる幸福についてのまとめ
今回は、「地位財」と「非地位財」の2つの財から、幸福感について考えました。
このどちらがよくて、どちらが悪いというのではなく、バランスを考えることが大切なのではないかと感じました。
「地位財」ばかりを優先してしまうと、人との比較の要素が大きくなります。すると、人との比較で優越感を得ていることが多ければいいのですが、劣等感が増していくことによって、どんどん幸福感が下がってしまうように思います。
一方、「非地位財」の方を多めに優先していくと、自分の内での問題が大きくなるように思います。つまり、自分でコントロールできる範囲が大きくなって、より自分らしい幸福を追求しやすくなるのではないかと感じます。
もう1点気づいたのは、これはサッカーの場面でも生かせる考え方ではないかということです。
勝利ばかり、強いチームに所属することばかり…「地位財」だけになると、それで幸福感を得られない状況になったら、もしかするとサッカーがつまらなくなる、やめてしまうかもしれません。
かといって、「非地位財」…自由にプレーする(自分のやりたいプレーをやる)、うまくなったり成長したりすることを大切にするといったことだけになってしまうと、ただのわがままになってしまったり、「井の中の蛙」のような状況に落ち入ってしまったりするかもしれないとも思います。
やはり、何事も「過ぎる」のはよくないと思います。どちらも必要であり、そのバランスをどう決めるか、どうバランスをとっていくのか、がそのチームらしさになり、その人らしさになるのかもしれないと感じました。
この辺りは非常に難しいことだと感じますが、同時にとても大切なポイントだと思います。
だからこそ、いろいろな人やいろいろななかま、いろいろなチームと出会いながら、気づきや学びを得て、自分を見つめ直し、そして自分をよりよく変化させていくことが必要なのではないかと思いました。その先に、自分が求める幸福の形、幸福感があるのかもしれません…。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
この記事が、誰かの役に立つこと、また何かのよいきっかけになりますことを心からお祈りしております。