私は日頃から子どもたちに「自分を成長させるために行動していこう!」と伝えています。

そんな私ですが、私自身を成長させるために行動できていない場面に出会いました。うっかりある盲点に気づかず、私自身が変わるチャンス、成長するチャンスを逃してしまうところでした。

それにすぐに気づくことができて、心から「ラッキー!!」と感じました。

今回は、そのことについて、みなさまにシェアさせていただきたいと思います。


今の「自分」をつくっているのは??

今の「自分」は、過去の選択の蓄積からつくられています。

私は、新しいことに挑戦するのに、よくためらってしまいます。それは、失敗したくない気持ちが強いからだと自己分析しています。だから、だんだんと失敗しない選択を選ぶようになってしまいました。そして、そこから、失敗しない、めんどくさくない選択ばかりをするようになってしまいました。

その結果、どうなるのか?

何も進化も成長もしないのです(汗)。頭ではわかっていても、どうしても挑戦できない…とても長い期間苦しみました。

みなさまは、いかがでしょうか?

情報があふれかえっている社会、目まぐるしく目の前の状況が変化していく社会の中で、多くのみなさまが疲れてしまっておられるのではないでしょうか?

仕事のこと、家庭のこと、子育てのこと…様々なことに向かっていかなくてはならないのに、時間が足りない…

そんな中で、何とか目の前のことをやり過ごすために、できるだけ速く次に向かうために、「いつも通り」の選択されておられることはないでしょうか?「めんどくさくない」選択をされておられることはないでしょうか?

私は残念ながら、そんな日々を長く過ごしてしまいました。その影響で、この「沼」からなかなか抜け出すことができませんでした。

しかしながら、そんな「自分」をつくっているのは、過去の自分の選択の積み重ねなのです。

当時は、それに気づくことはできませんでした。それどころか、自分自身の中で思い悩み、もがき苦しみ、ひどいときは「周りのせいなのではないか?」と自分の問題を人のせいにしてしまう始末でした。自分の責任を人のせいにしてはいけないと頭ではわかっていてもなかなかできないのです。

今思えば、「そんなことで悩むなよ〜!!」と当時の自分に言ってやりたいです(笑)。しかし、自分がしてきた選択がいつも同じだから、自分を変えることができないことには、どうしても気づくことができないのです。それは、自分を俯瞰して見ることができていないからかもしれません。

この記事を通じて、少しでもみなさまにとって、何かのよいきっかけになればいいなと願っております。


ある方との出会いが今の私を変えるきっかけに…

仕事で出会ったある方から、「こんな勉強会があるんだけど、来て見られませんか?」と誘っていただきました。

誘っていただいたときは、やはり「めんどくさくない選択をする!」が発動していました(苦笑)。

「そんな会に参加したら、ずっと参加しないといけなくなる…」、「何か面倒なことを頼まれる…」など、やらない理由を自分の中につくっていました(笑)。しかし、そのときは不思議と少しだけ「やってみたいけど…」という思いもありました。

そこで、1度だけ参加させてもらうことにしました。

実際に参加してみると、素晴らしい環境があり、素敵な方々がたくさんおられ、とても貴重な学びが得られるという体験をしました。1回と考えていたのを、2回、3回と参加していくうちに、「ここで学ばせてもらったら、今の自分を変えていくことができる!」と実感して、その勉強会に継続して参加させていただく決心をしました。

私にとって、1つのハードルをクリアしました。しかし、「面倒な役を任されたらどうしよう…」という次のハードルが現れていました。そんなときに、「こんな役をやってみませんか?」とまさに私が面倒なことには巻き込まれたくないと思っていたことが目の前にやってきたのです。

うまくごまかしながら、役を受けないようにしている自分がいました。しかし、この役を引き受けたら、さらに自分を成長させることができると、未来の自分を見ようとしている「自分」もいました。「どうしようかな〜」と悩んでいる中で、無理やりではなく、「どうですか〜?」と私の考えを聞いていただくような感じで、誘っていただきました。

そんな中で、私は自分自身の内側を見つめ直す機会をいただき、改めて自分が抱えている問題を、自分の課題に棚卸するチャンスになりました。あるとき、「この役を務めることこそ、自分の苦手なことだ…」ということに気づきました。自分の苦手を「めんどくさい」とごまかしていたのです。

その瞬間から、これは自分を変えるチャンスだと感じて、思い切ってこの役を引き受ける決心をしました。

こうして、私にとって2つ目のハードルを越えたところから、自分の中で変化していきました。初対面の方とお話しするのが苦手だったのが、少しずつ自分から話しかけることができるようになったり、初めてやることに戸惑ってしまうのがサッとやることができるようになったり…小さな変化を実感するようになっていきました。

そんなことが数ヶ月間続きました。そして、ようやく「慣れてきたな〜!」と感じていたところ、先日「次はこんな役をやってみませんか?」という話をしていただきました。

「う〜ん…」と、考え込んでしまいました。「どんなことをやるのか?自分にはできるのか?」そんなことが私の頭の中で浮かんできて、不安が膨らみかけたそのとき…自分の「選択」でその後の人生が変わることをふと思い出しました。

ここで、時間を置いたり、断ったりするのは、今までの自分の選択の通り…これからの自分の人生を変えていくには、今までとはちがう選択をするのがよいと。

そのときは、少しだけ返答に時間がかかりましたが、その場ですぐに「やってみます!」とお応えすることができたのです。きっと、いろいろな課題が私の目の前に現れてくると思うのですが、それを1つずつ乗り越えていくことで、また「新しい自分」に出会うことができるのではないかと思います。そんな自分を楽しんでいけたらと思っております。


もっとハードルを低くしましょう!!

「自分がやってきた選択」を変えると、自分の目の前の状況が変わっていくということが少しは伝わったのではないかと思います。

「そんなこと、わかっているけど、簡単にできることではない!!」と感じておられる方もおられると思います。そんな方におすすめするのは、もっとハードルを低くすることです。

日々の生活の中で、いつもの自分なら選択しないような選択をするのです。そんなたいしたことではなく、本当にごくごく小さなことで大丈夫です。

例えば、私がよく行かせていただく洋食屋さんがあるのですが、私の注文の定番は、「チキンカツ定食」です!(笑) 通りで太るわけですね!(汗) それを、あえて魚フライ定食やハンバーグ定食を注文する機会をつくっています。

また、車で移動している際も、時間に余裕があるときは、よく通る道をあえてちがう道に変えて運転をしています。

こうして、いつもとはちがう選択、それもごくごく小さな選択を積み重ねていくと、変化に対して脳がだんだんと慣れてくることが科学的にわかっているのです。

こんなことでいいの?と思われるかもしれません。しかし、十分すぎる効果があります。

実際、私は勉強会に誘っていただく前、これを積み重ねていました。コツコツと積み重ねていく中で、変化していくことに慣れる脳に進化していき、いざというときの自分の行動にも生かせることができたと実感しています。

もしよろしければ、小さなこと…自分にとって「これなら確実にできる!」というところまで、ハードルを下げてやってみられるとよいのではないでしょうか?


今の「自分」を変えるために必要なこと〜あなたは、この盲点を見逃していませんか?〜のまとめ

以前の話になりますが、息子が「めんどくさい!めんどくさい!!」と口にして、イライラする自分がいました。息子には「めんどくさい」ということばを口にするのをやめるように伝えました。

しかし、今思えば、それは私自身の姿が息子の姿に写っていたのです。子どもは親の鏡です。

実際、私の中で「めんどくさい」が薄らいでいくうちに、息子の「めんどくさい!」ということばもだんだんと消えていったのです。今では「めんどくさい」の中にこそ、自分を成長させるための何かがあると考えています。

すべてのことを、すぐにやることは難しいですが、息子たちと一緒に少しずつ「めんどくさい」ことにも挑戦して、自分を成長させていく小さな行動を積み重ねていきたいと考えております。

この記事が、誰かの役に立てますことを願っております。また、誰かを元気づけることができればとてもうれしいです。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。