みなさんは「自分ルール」って持っておられますか?
30代前半から後半にかけて、今までの自分を変えることがとても億劫になったと感じることが多くなりました。今思えば、「自分のやり方はこうだから…」、「自分ってこんなもんだから…」と勝手に決め付けてしまっていたのだと思います。
みなさまは、自分のこんなところを変えたいんだけど、なかなか変えることができないことってないですか?
今回はそんな方の役に立てばいいなと思うことをシェアさせていただきたいと思います。
小さな変化が自分を変えるきっかけになった
「自分のやり方はこう」という勝手な決めつけもあった一方で、「あの人みたいに自分もなりたいな〜」という理想に近づきたい気持ちもあり、いろいろと葛藤していました。今思えば、自分の理想のゴール(目的地)が設定できていなくて、近いところばかり見ていたから、なかなか変わるきっかけをつめなかったのだと思います。
あるとき、ふと急に「変化したければ、小さなことから変えていかないと難しいのではないか」と思いました。
赤いものが嫌いなのに…
私は、なぜか赤いものが嫌いでした。トマト、いちごが苦手で食べられません(食べないといけない状況では食べます<苦笑>)。それが脳に刷り込まれているせいか、子どもの頃から赤いものを選ぶことはありませんでした。
あるとき、思いつきで「赤い手帳」を買ってみました。
すると、意外と心地よい感覚がありました。そこから、時々自分が普段選ばない色や選ばないものを選ぶことやっていきました。赤い携帯ケースや黄色い携帯電話、などいろいろな小さな変化を楽しみながらやっていくうちに、小さな変化なら自分から選べるようになっていきました。
「自分らしさ」は「とらわれ」の原因にもなるかもしれない
以前の私は、青色のものが好きで、それが自分らしいと思っていました。こうして、「自分らしさ」=青というのが刷り込まれていったのかもしれません。その「自分らしさ」というとらわれが壁となって、見えなくなっていたことや選べなくなっていたことがたくさんあったのではないかと思います。
脳は変化を好まない!!
あとでわかったことですが、そもそも脳は変化を好まないそうです。
脳の最終目的は、死なないことだそうです。そのための判断や行動をするように、私たちをコントロールします。今現在、あまり不自由なく生きることができていれば、脳はもうこれ以上変化しないように、現在の状況を維持しようとします。
私たちが何か新しいことを始めようとしたり、今までと変えようとしたりしたときに、抵抗感を感じるのはこの脳のはたらきのためです。
「自分ルール」毎日小さな変化をすること
変化を好まない脳からの抵抗感から解放され、変化に対応できるようになるには、変化に強くなっていくにはどうしたらよいのでしょうか?
それは、毎日小さな変化を起こし続けていくこと、です。
変化と聞くだけでハードルが上がってしまう方がおられるかもしれませんが、本当に些細なことで大丈夫です。例えば、いつもとちがう道で通勤してみるとか、いつもとちがう髪型で出掛けてみるとか、いつもとちがう朝ごはんにしてみるとか、本当に小さなことでよいのです。
そんなことで変わるわけない〜という声が聞こえてきそうですが、「そんなこと」というのがポイントです。誰でもできそうな簡単なこと、つまりかなりハードルが下がっているから行動に移せますし、続けることができます。続けていくと、あるとき効果を感じる瞬間がきっと訪れますよ。
1つ忘れてはいけないのが、小さな変化を実行できたときに、「自分にOKを出す」ということです。「こんな小さな変化も大切にして行動できる自分はすごい!」、「今日も実行できた自分はいいね!」など、「自分を認める」行動とセットにしてください。「小さな変化」をしていくことが習慣になりやすいですし、自己肯定感が少しずつ上がっていきます。
私は、これを「自分ルール」にして実行しています。もう3ヶ月くらいたちましたが、とてもいい感じです。自然な自分でいることができる感覚になりました。また、ネガティブなことがあってもす〜っと受け止められるようになったようにも感じます。もしよろしければ、試してみてください!
「自分ルール」についてのまとめ
脳は成長にとって最も重要なのは、「新しい挑戦」をどんどん続けていくことだそうです。
「新しい挑戦」といっても、大きなことではありません。今回の記事でお伝えしたように、本当にごくごく小さな変化でよいのです。これを続けていくことによって、脳はどんどん成長していきます。
変化に対して強い自分をつくることができれば、自分を整えることができれば、自分を成長させ続けることも可能になります。それが子育ての場で生かせたり、指導の場で生かせたり、仕事の場で生かせたり、様々な場面で役立つことを信じています。
いかがでしたでしょうか?
ちょっとしたことでも続けていくことで、大きな変化につなげることができる、そんな話をシェアさせていただきました。この記事が、どこかで、誰かのために役立つことを願っております。